
相談者の話を引き出す聞き方。占いの前に整える3つの質問
鑑定がうまくいくかどうかは、占う前の聞き方で決まる部分が大きくあります。相談者が何を知りたいのかがはっきりすれば、読み解きも伝え方も、ぶれにくくなるからです。
この記事では、相談者の話を引き出す質問の順番と、言い換えの使い方、聞いてはいけないことの線引きをまとめました。
01相談者は、本当に聞きたいことを最初は話さないことがある

相談の最初に出てくる質問は、本当に知りたいことの入り口であることがよくあります。たとえば、彼は私をどう思っていますか、という質問の奥に、連絡が来ない不安や、これからどうすればいいかという迷いがあるかもしれません。
だから、最初の質問にすぐ答えを出そうとせず、まずは話を聞く時間をとります。最初の数分をていねいに使うことが、あとの鑑定の納得につながります。
02話を引き出す、3つの質問の順番
質問は、次の順番で進めると、相談者が話しやすくなります。
- 状況を聞く:いつ頃から、どんなことがあったのかを聞く
- 気持ちを聞く:そのとき、どう感じたのかを聞く
- 望みを聞く:どうなってほしいのかを聞く
いきなり望みを聞くと、まだ気持ちが整理できていない人は答えに詰まります。状況、気持ち、望みの順に進めると、話しながら相談者自身が整理できていきます。
はい・いいえで終わらない質問を使う
そのとき、どんな気持ちでしたか、のように、一言では答えられない質問を使うと、話が広がります。聞きすぎて尋問のようにならないよう、質問は一度に一つにしましょう。
03言い換えと要約で、聞いていることを伝える

相談者が話したあとは、聞いた内容を短く言い換えて返します。これだけで、受けとめられた感覚が生まれます。
勝手に決めつけて言い換えてしまうと、ずれが生まれます。最後に、合っていますか、と確かめる一言を添えましょう。
04チャットでの聞き方。短く、一つずつ

チャット占いでは、相手の表情も声も分かりません。そのぶん、質問は短く、一度に一つに絞ってください。質問が長いと、返事を書く負担が大きくなります。
相談者が長い文章を送ってくれたときは、その中から、気持ちが強く表れている言葉を一つ拾って返すと、読んでもらえたことが伝わります。返信が遅れる場合は、少しお待ちくださいね、と一言入れるだけで安心してもらえます。
05聞いてはいけないこと、踏み込みすぎないこと
相談者の話を引き出すといっても、何でも聞いてよいわけではありません。鑑定に必要のない個人情報は、聞かないようにしましょう。住所、勤務先の詳しい名前、第三者の連絡先などです。
- 話したくないことは、無理に聞かない
- 病気や家庭の深い事情は、本人が話した範囲で受けとめる
- 医療・お金・法律の判断は、占いで答えず、専門家への相談をすすめる
話すのをためらっている様子があれば、話せる範囲で大丈夫です、と伝えます。聞くことは、相手のペースに合わせることから始まります。
06聞いたあとに、占いへつなげる
話を聞き終えたら、占いに入る前に、聞いた内容をもう一度確かめます。ここまでのお話をまとめますね、と前置きして、状況・気持ち・望みを短く伝えます。
相談者が、そうです、と答えれば、そのまま占いに進めます。違う、と言われたときは、どこが違うのかを聞き直します。この一手間で、占いの結果が相談者の悩みから外れるのを防げます。
占いの結果を伝えるときも、聞いた言葉を使うと、自分のための鑑定だと感じてもらえます。相談者が口にした言葉を、そのまま引用して返すのも効果的です。
- 聞いた言葉を使って、結果を伝える
- 結果の途中で、分からない点はないか確かめる
- 最後に、聞き忘れたことはないかを尋ねる
聞くことは、占いの前の準備であるだけでなく、鑑定全体を支えるものです。相談者が話し終えたあとに、聞いてもらえてよかった、と思えるかどうかが、満足度を左右します。
聞き方は、練習で上達します。友人や家族に協力してもらい、相談役と聞き役を交代してみましょう。聞かれる側に回ると、どんな質問が話しやすく、どんな質問が答えにくいかが体感できます。
質問は、相手のための道具
聞きたいことを聞くのではなく、相手が話したくなる順番で聞く。この意識が、話を引き出す一番のコツです。
相談者が泣いてしまったり、言葉に詰まったりすることもあります。そのときは、話を急がせず、落ち着くまで待ちます。大丈夫ですよ、ゆっくりで構いません、といった一言が、安心につながります。
聞く時間をしっかりとることは、占いの結果以上に、相談者の気持ちを軽くすることもあります。
聞き方に自信がないうちは、質問の例をノートに書き溜めておくと安心です。状況を聞く言葉、気持ちを聞く言葉、望みを聞く言葉を、それぞれ数個ずつ用意しておきましょう。
この記事のまとめ
- 最初の質問の奥にある本当の悩みを、聞いて探る
- 状況、気持ち、望みの順に、一度に一つずつ質問する
- 言い換えて返し、合っているかを確かめる
- 鑑定に必要のない個人情報は聞かず、専門家の領域は案内にとどめる

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