
オラクルカードとタロットの違い。鑑定での使い分け
カードを使った占いには、タロットのほかに、オラクルカードがあります。どちらも手軽に始められそうに見えますが、使い方には違いがあります。
この記事では、占い師を目指す人や、すでに鑑定をしている人に向けて、二つの違いと、鑑定での使い分けの考え方を整理しました。どちらが優れているかを決めるものではありません。
01カードの成り立ちと枚数の違い
タロットは、一般に78枚で構成されます。大アルカナ22枚と、小アルカナ56枚に分かれていて、カードごとの意味や、絵柄の基本の約束事がある程度共通しています。
一方、オラクルカードには、決まった枚数や構成がありません。作り手が自由にテーマを決めて作るため、枚数も絵柄も、使われるメッセージもさまざまです。
そのため、オラクルカードは、デッキごとに読み方が異なります。同じ名前のカードでも、デッキが違えば意味合いが違うことがあるため、付属の説明書を読んで使います。
02読み方の違い。決まった型か、メッセージか

タロットは、カードの意味に加えて、正位置と逆位置、カードの組み合わせ、スプレッドと呼ばれる並べ方を使って読みます。ひとつの質問に対して、状況や流れを多面的に見ていく占いです。
オラクルカードは、カードに書かれたメッセージやテーマを、そのまま受けとって読むことが多く、気持ちを整理する用途に向いているといわれます。
- タロット:決まった構成の中で、状況の流れを読み解く
- オラクルカード:引いたカードのメッセージを、問いかけとして受けとる
どちらも、結果が未来を決めるものではありません。相談者が自分の気持ちに気づくきっかけとして、使うことを心がけてください。
03それぞれが向いている場面

使い分けを考えるときは、相談の目的に合わせると分かりやすくなります。
タロットは、カードの種類が多いため、状況の細かな違いを読み分けられる反面、覚えることが多く、読めるようになるまで時間がかかります。
オラクルカードは、取りかかりやすい反面、デッキごとに違う世界観を、自分の中でどう言葉にするかが鑑定の質を決めます。
どちらが楽、という比べ方はしないでください。読む深さを求めるほど、どちらも練習が必要です。
04鑑定の中で、組み合わせて使う方法
鑑定では、二つを組み合わせる占い師もいます。たとえば次のような流れです。
- タロットで、現在の状況と流れを読む
- 最後にオラクルカードを1枚引いて、今後のヒントとして伝える
こうすると、状況の分析と、気持ちを前向きに整える言葉の、両方を相談者に届けられます。
ただし、カードを増やすと、時間が長くなり、料金の負担も増えます。相談者に、カードを組み合わせて使うことを事前に伝え、了解を得てください。
道具を増やす前に、ひとつを深める
複数のデッキを使うより、ひとつのデッキの意味を自分の言葉で語れるほうが、鑑定の質は安定します。
05どちらから学ぶか、迷ったとき

どちらから始めるか迷う場合は、自分の目的で選んでください。
- 状況を読み解く力を磨きたい:タロットから
- 言葉でメッセージを届けたい:オラクルカードから
- 迷って決まらない:1か月ずつ両方を試して、続けやすいほうを選ぶ
どちらを選んでも、そのデッキの意味を、自分の言葉で書き出す作業が基本の練習になります。ノートに、引いたカードの感想と、そこから伝えたい一文を残してみましょう。
タロットを学ぶ流れについては、当サイトの別の記事も参考にしてください。
06デッキの選び方と、ふだんの扱い方
どちらのカードを選ぶ場合も、デッキとの相性は鑑定に影響します。絵柄を見て、読みとりたいことが浮かぶか、落ち着いて向き合えるかを確かめてください。
デッキを選ぶときは、次の点を見てみましょう。
- 絵柄を見て、自分の言葉が出てくるか
- 付属の説明が、読みやすいか
- 相談者に見せたときに、不安をあおる印象がないか
オラクルカードは、作り手が決めたテーマの世界観があるため、自分の鑑定の雰囲気に合うかどうかを確かめることが大切です。
カードの保管や扱いも、人によってさまざまです。決まった作法があるわけではなく、自分が大切に扱えると感じる方法で構いません。大切なのは、鑑定の前に気持ちを整える習慣を持つことです。
どちらのカードでも、デッキを使い込むほど、意味が自分の言葉に育っていきます。
どちらのカードも、占い師が道具に使われるのではなく、道具を通して相談者の話を聞く姿勢が基本です。カードに書かれた言葉を読み上げるだけにならないよう、相談者の状況に合わせて、自分の言葉で言い換えてください。
この記事のまとめ
- タロットは決まった構成、オラクルカードは作り手ごとに自由な構成
- タロットは状況の流れを読み、オラクルカードはメッセージを受けとる
- 組み合わせる場合は、相談者に伝えて了解を得る
- 迷ったら目的で選び、ひとつのデッキを自分の言葉で語れるようにする

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